愛犬をおうちでシャンプーしてあげる時間は、信頼関係を深める大切なスキンシップのひとつです。
でも「どのシャンプーを選べばいいかわからない」「敏感肌の子でも大丈夫?」と悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。
動物病院で勤務しながらトリミングにも携わる私の経験上、犬の皮膚は人間の約3分の1の厚さしかなく、非常に敏感です。
今回はそんな犬たちのために、Amazonで気軽に購入できて安全性の高い犬用シャンプー&リンスを紹介します。
すべて、動物病院やサロン現場でも安心して使える成分構成の製品を厳選しました。
犬の皮膚は人よりデリケート!まずは成分をチェック
犬の皮膚は薄くて乾燥しやすく、pHは人間よりアルカリ寄りです。
そのため、人用シャンプーや強い洗浄力の製品を使うと、皮膚のバリアが壊れてかゆみや赤みの原因になることがあります。
安全なシャンプーを選ぶ5つのポイント
- アミノ酸系・ベタイン系の洗浄成分(低刺激で皮膚バリアを守る)
- 無香料または天然香料のみ使用(合成香料はアレルギーリスク)
- 防腐剤・着色料を最小限に(皮膚への負担を軽減)
- 成分表示が明確(不明な成分は避ける)
- すすぎやすい処方(残留成分が少ないものを選ぶ)
これらの条件を満たすものを選ぶことで、トラブルを予防しやすくなります。
Amazonで買えるおすすめ犬用シャンプー・リンス5選
1. THE MATE(ザ・メイト)低刺激・無添加 犬シャンプー
アミノ酸系洗浄成分を使用し、無香料・無着色・ノンシリコン。
合成香料やパラベンを使用していないため、アトピー体質や敏感肌の犬にもおすすめです。
動物病院でも採用されることがあり、肌トラブルが出やすい犬の“はじめの1本”としても安心。
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2. ライオン「クイック&リッチ トリートメントインシャンプー」
シャンプーとリンスが一体になった時短タイプ。
泡立ちが良く、すすぎやすいので初心者にも扱いやすいアイテムです。
皮膚刺激性テスト済みで、大手メーカーによる品質保証も安心材料。
香り控えめで、仕上がりもふんわり柔らか。
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3. ペットキレイ「毎日でも洗える リンスインシャンプー」
植物由来の洗浄成分を使用した、毎日でも使えるほどやさしい処方が魅力。
散歩後の部分洗いや、シニア犬・短毛犬のケアにもぴったり。
弱酸性で被毛を柔らかく保ち、皮膚のうるおいを守ります。
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4. ライオン「泡タイプ 子犬・子猫用リンスインシャンプー」
泡タイプで液だれしにくく、洗いやすいのが特徴。
子犬や小型犬、高齢犬にもおすすめで、皮膚刺激テスト済みの低刺激処方です。
短時間で洗えるため、冬場の寒い時期や体力のない子にも使いやすい設計です。
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5. Wag(ワグ)犬用トリートメントインシャンプー
Amazonブランドのオリジナル製品。
低刺激ながらも汚れ落ちはしっかり、コスパ重視派の飼い主さんに人気。
日本国内基準で安全性検査済みです。
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専門家が伝えたい「安全性の根拠」
トリミングや動物病院の現場では、
「成分がシンプルで、すすぎやすい」=安全性が高い
という考え方が基本です。
犬の皮膚pHはおよそ7.0〜7.5(弱アルカリ性)。
人間用シャンプー(pH5.5前後)を使うと、皮膚の保護膜が壊れやすくなり、フケや炎症を招くことがあります。
そのため、犬には必ず「犬専用シャンプー」を選びましょう。
皮膚疾患がある場合は、獣医師処方のメディカルシャンプーを使用するのが安全です。
安全に使うための5つのコツ
- 原液では使わず、2〜3倍に薄める
- 38℃前後のぬるま湯を使用
- 泡が残らないようにしっかりすすぐ
- 洗いすぎない(月に1〜2回程度)
- ドライヤーは弱風・低温でゆっくり乾かす
この5つを守るだけで、皮膚トラブルのリスクを大幅に減らせます。
注意事項(免責)
本記事は、獣医師監修情報・動物病院現場の知見・メーカー公式情報をもとに執筆していますが、使用は自己責任でお願いいたします。
犬の体質・皮膚状態によって、合う・合わないがあります。
使用前には必ず耳の後ろなどに少量を塗布してパッチテストを行い、24時間以内に異常がないことを確認してください。
もし赤み・フケ・かゆみが出た場合は直ちに使用を中止し、獣医師に相談しましょう。
📚参考文献・情報ソース
- 日本獣医皮膚科学会『犬・猫の皮膚疾患ガイドライン(2023)』
https://www.jsvd.jp/ - アニコム損害保険株式会社『犬の皮膚病に関する調査(2022)』
https://www.anicom-sompo.co.jp/ - LION商事 公式サイト「クイック&リッチ」「ペットキレイ」シリーズ
https://www.lion-pet.jp/ - THE MATE公式サイト
https://themate.jp/ - VCA Animal Hospitals “Bathing Your Dog”
https://vcahospitals.com/know-your-pet/bathing-your-dog - PetMD “Dog Skin Care Basics”
https://www.petmd.com/ - PEPPY動物看護専門学校『犬のシャンプー選びの基礎』
https://www.peppy.ac.jp/alumni/ - CUARE Official『香料のある犬用シャンプーを選ぶときの注意点』
https://cuareofficial.com/colmun/
🐕まとめ|シンプルで低刺激な製品を選ぶことが一番の“安全”
愛犬の皮膚を守るために必要なのは、**余計なものが入っていない“シンプルさ”**です。
低刺激で、すすぎやすく、成分が明確な製品を選ぶことが、日々のケアを安心に続ける第一歩になります。
Amazonでも、動物病院勤務者が選ぶような高品質なシャンプーが手軽に購入できます。
愛犬の肌にやさしい1本を、ぜひ見つけてあげてくださいね🐾
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