【要注意】チンチラがご飯を食べない!❷その理由と解決策

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デデン君のおっかさん、「M」です
トリミングサロン、動物病院勤務。
チンチラさんの命を守るため、飼い主さんが後悔しないために、学びながら発信しています。

このブログでは、チンチラの健康・病気予防・お世話について、獣医師さんのお話や私の経験をもとに分かりやすくお伝えします。
「病院に行く前にできること」を知って、大切な家族を守りませんか?

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「うちの子、ご飯を食べないんです……」

チンチラの飼い主さんなら、一度は心配になったことがあるのではないでしょうか? 診察の現場でも、飼い主さんからこの相談を受けることが非常に多いです。

しかし、詳しく話を聞いてみると「ご飯は食べないけど、おやつなら食べる」というパターンがほとんど。実は、これが偏食の落とし穴なのです。

動物は「学習する」生き物!

動物は賢い動物です。「ペレットを食べなければ、美味しいおやつがもらえる」と学習すると、おやつが出てくるまでご飯を拒否するようになります。

動物種によってもこの行動の現れ方は違います。

  • 犬の場合:飼い主が根気よく対応すれば、最終的にお腹が空いて食べることが多いです。
  • 猫の場合:「食べない」と決めたら本当に食べなくなることも。
  • チンチラの場合:何も食べない状態が続くと、消化器の動きが止まり命に関わる危険があります。

このように、安易に「食べないならおやつを」と続けると、ペレットやチモシーを食べなくなる悪循環が生まれます。

「うちの子は食べない」と決めつけていませんか?

もう一つの落とし穴が「うちの子はこのフードを食べない」と思い込んでしまうこと。

実は、病院や他の場所では普通に食べることがよくあります。 その理由は、

  • 環境の変化(新しい場所では食事に対する意識が変わる)
  • 飼い主以外の人が与えることで新しい刺激を受ける といったものが関係しています。

「食べない!」と焦ってどんどん違う食べ物を与えてしまうと、結果的に偏食が進んでしまいます。

こんな食生活になっていませんか?

✅ ペレットやチモシーよりおやつを好んで食べている

✅ 「食べないなら」と色々な種類のフードをあげている

✅ 以前は食べていたフードを突然食べなくなった

✅ おやつの量が増えている

このような状況なら、チンチラが「もっと美味しいものを待とう」と思っている可能性が高いです。

おやつとご飯のバランスを見直そう!

実際にあったケースとして、「うちの子がご飯を食べない」と言い、飼い主さんがさまざまな種類のフードやおやつを与え続けた結果、体調を崩し、最終的に亡くなってしまったことがあります。

病院でどんなに注意を促しても、飼い主さんの意識が変わらなければ助けられません。今の時代、獣医師も強く言えないことが増えていますが、大切なペットを守るのは飼い主さん自身です。

【まとめ】チンチラの健康のためにできること

✔ ペレットを食べなければ、おやつがもらえると学習すると、偏食が進む

 ✔ 「うちの子は食べない」と決めつけずに、環境の変化や与え方を工夫してみる 

✔ 何も食べない状態が続くと、チンチラにとって危険 

✔ おやつは適量を守り、普段の食事を大切にする 

✔ 病気の可能性もあるため、食欲不振が続く場合はすぐに病院へ

「食べないから」とおやつを増やすのではなく、正しい食生活を!

チンチラは人間とは違う食生活を送る生き物です。 愛するチンチラが健康で長生きできるよう、今日から食事の与え方を見直してみませんか?

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